「この症状ってグルテン過敏症……?」
「グルテン過敏症になるとどんな症状が出るの……?」
体調に異変を感じると、グルテン過敏症なのか不安になる方も多いでしょう。
そこで、この記事では
・グルテン過敏症のセルフチェック法
・グルテン過敏症以外の疾患
・グルテン過敏症におすすめのお店
について、詳しく解説していきます。
この記事を読めば、自分の体に起こった異変がグルテン過敏症かどうか分かりようになります。
「あれ、これはグルテン過敏症かな?」と思った方は、ぜひ参考にしてみてください。
グルテン過敏症のセルフチェック6つのサイン
ここでは、グルテン過敏症の主な症状を6つ紹介します。
1. 小麦食品を食べるとお腹が痛くなる
パンやパスタ、うどんなどの小麦食品を食べた後に、気持ち悪くなったりお腹が痛くなったりしたら、グルテン過敏症の可能性があります。ニューヨーク大学医学部の胃腸科医および高度内視鏡医のラビア・ド=ラトゥール医学博士も、グルテン摂取後の腹痛や吐き気は、非セリアック・グルテン過敏症のもっとも一般的なサインと発表しています。
しかし、日常生活では、小麦食品以外にもさまざまな食品・食材を口にするはずです。
グルテン過敏症を正確にチェックするためには、毎日何を食べたのか記録することをおすすめします。
2. 肌荒れが発生する
グルテン過敏症は、私たちの肌にも影響を及ぼします。小麦に含まれるグルテンには腸内環境を乱す働きがあり、アトピーやニキビなどの肌荒れにもつながります。
一見、腸内環境と肌荒れは関係ないように思えますが”肌は腸内環境の鏡”と呼ばれることもあり、密接な関係にあるといえます。
もちろん、ホルモンバランスやストレスなどの影響もありますが、肌荒れがなかなか治らない場合は、グルテン過敏症を疑いましょう。
3. 免疫機能の低下
グルテンは腸内環境を乱すとお伝えしましたが、最悪の場合はリーキーガットを引き起こすことがあります。リーキーガットとは、腸内環境のバリア機能が低下し、腸内に穴が空いてしまうことで、未消化物や老廃物、微生物成分などが漏れ出す状態のことをいいます。
また、漏れ出した物質が血流に入ることで、自己免疫疾患やアレルギー、感染症などを発症する可能性があります。
免疫力の低下はさまざまな症状につながるので、グルテンの摂りすぎには注意しましょう。
4. 体重が減っていく
セリアック病やグルテン過敏症の症状に、不随意の体重減少があります。グルテンによって腸内環境を乱されると、消化器官が機能せず、食べた物がしっかり吸収されなくなります。
また、グルテンを摂取して腹痛が続いていると、食欲も減り、結果的に体重が減少してしまう可能性があります。
これは、ダイエットではなく単純に不健康な体重の減り方なので、十分注意しましょう。
5. 慢性的な集中力の低下
世界五大医学雑誌のひとつ『ランセット』で発表された研究の中で、マイオス・ハジバッシロウ医師は「グルテン過敏症は、ときに神経疾患を引き起こす一因となり、またあるときは神経疾患に直結するケースもある」と発表しています。グルテン過敏症になると、慢性的な集中力の低下だけでなく、注意欠落、多動性障害などの行動が現れる可能性もあるので、注意が必要です。
6. 疲れが取れない
どれだけ寝ても疲れが取れない場合は、グルテン過敏症が原因かもしれません。腸内環境の乱れやリーキーガットなどで体に炎症が起こると、気づかないうちにエネルギーを消費し、慢性的に疲れが取れない体になってしまいます。
しっかり寝ても疲れが取れない場合は、グルテン過敏症を疑いましょう。
グルテン過敏症以外の疾患
・セリアック病
・小麦アレルギー
グルテン摂取後に体調に変化があった場合、いずれかに該当している可能性があります。
それぞれの特徴を把握しておきましょう。
セリアック病
セリアック病とは、グルテンに対し異常な免疫反応が生じることで、小腸粘膜を誤って攻撃してしまう自己免疫疾患のひとつです。パンが主食の欧米諸国では有病率が1%程度ですが、日本などのアジア諸国では有病率0.05%程度と極めて稀と言えます。(※参照:最近注目されている腸の炎症性疾患「セリアック病」)
セリアック病は、幼児期から発症する人もいますが、青年期から中高年期にかけて発症するケースが大半です。
セリアック病の症状は多岐にわたりますが、主な症状は「腹痛」と「繰り返し継続する慢性的な下痢」になります。
さらに症状が重症化すると、倦怠感や貧血なども発症する恐れがあります。
小麦アレルギー
小麦アレルギーの症状はさまざまです。蕁麻疹(じんましん)や痒みなどの皮膚の炎症、腹痛や下痢、嘔吐などの消化器官の乱れ、また呼吸困難やアナフィラキシーショック(※)を起こすこともあります。
口にするだけでなく、中には小麦の含まれた製品に触れるだけで発症することもあるので、十分注意が必要です。
(※)アナフィラキシーショック
アナフィラキシーとは、「アレルゲン等の侵入により、複数臓器に全身性アレルギー症状が惹起され、生命に危機を与え得る過剰反応」のことを言います。また、このアナフィラキシーに、血圧低下や意識障害を伴う場合をアナフィラキシーショックと言います。(※参照:アナフィラキシーガイドライン)
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まとめ
グルテン摂取後に体調が悪くなると、グルテン過敏症を心配する方も多いはずです。自分がグルテン過敏症なのかチェックするためには、まずはグルテン過敏症の症状を知る必要があります。
グルテン過敏症の主な症状は、以下の6つです。
1. 小麦食品を食べるとお腹が痛くなる
2. 肌荒れが発生する
3. 免疫機能の低下
4. 体重が減っていく
5. 慢性的な集中力の低下
6. 疲れが取れない
また、グルテン過敏症以外にも、セリアック病や小麦アレルギーなどの疾患があり、これらの疾患を和らげるためには、グルテンを摂取しない「グルテンフリー」がおすすめです。
しかし、いきなりグルテンフリーを始めるのはハードルが高いと感じるでしょう。
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