テレビやSNSで”グルテンフリー”という言葉を目にしても、なんとなく難しいイメージを持っている方も多いでしょう。
ですが、グルテンフリーは思っているよりも簡単に始められる食事法です。
グルテンフリーには美容面や健康面での効果が期待できるため、「どんな人が取り入れるべきなのか?」「どのような効果があるのか?」などの疑問を抱いている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
グルテンフリーとは?
グルテンは、消化器系の不快感や下痢、腹痛などの症状を引き起こすセリアック病や非セリアック性グルテン過敏症などの健康問題を引き起こす可能性があります。
そのため、グルテンフリー食品は、健康志向な方からも注目を集めている食事法のひとつです。
また、グルテンは消化されづらく、腸内環境に悪影響を与えるとされているため、グルテンフリー生活を取り入れることで、健康的な食生活を送ることができます。
グルテンフリーは日本でも流行っている?
グルテンフリーという言葉を聞いたことがあっても、具体的な内容を知っている方は少ないのではないでしょうか。あるアンケート調査では、グルテンフリーについて「どのようなものか内容を知っている」が2割、認知率は8割、グルテンフリー実施者は約5%という結果が出ています。
このことから、認知はしていても具体的な内容を知らない人が多く、実際にグルテンフリーを取り入れている人は、ごく少数であることが分かります。
(参照:グルテンフリーに関する調査|アンケートデータベース(MyEL))
グルテンフリーのメリット・デメリット
グルテンフリーが気になっている方は、メリット・デメリットを理解した上で取り入れるようにしてください。
グルテンフリーのメリット
グルテンフリーのメリットは、主にこちらの3つです。① ダイエット効果
グルテンフリーは小麦を避けるため、低炭水化物ダイエットとして糖質を抑えることができます。
また、グルテンを含む製品は一般的に高カロリーであり、グルテンフリーの代替品はより低カロリーであることが多いため、減量に役立つといえます。
② 自己免疫疾患の予防
グルテンフリーによる自己免疫疾患の症状は、腹痛、下痢、ガスなどが挙げられます。
グルテンを摂取することで、これらの自己免疫疾患を引き起こす可能性があるため、グルテンフリーは自己免疫疾患の治療に役立つと言われています。
③ 冷えやむくみの改善
冷えやむくみには、血行不良が関与していることがあります。
グルテンを含む食品を摂取すると、グルテンが消化される過程で体内が炎症を起こし、血管の拡張を妨げます。
これにより、血管内皮細胞が損傷し、血行不良が起こることで冷えやむくみに繋がるという仕組みです。
そのため、炎症を引き起こすグルテンを控えることで、冷えやむくみの改善に繋がり、さらに体重増加の抑制にも効果があるといえるでしょう。
グルテンフリーのデメリット
グルテンフリーの主なデメリットはこちらです。① 栄養素不足
グルテンは、小麦や大麦などの穀物に含まれるため、グルテンフリーを行うことで必要な栄養素が不足する可能性があります。
穀物には、ビタミン、ミネラル、食物繊維などの重要な栄養素が含まれているため、穀物を完全に避けることは健康上のリスクをもたらす可能性があるでしょう。
そのため、米や野菜や果物から栄養素を摂取し、バランスの良い食事を意識することが重要です。
② コスト
グルテンフリー食品は、代替品にアーモンド粉やココナッツ粉などの高価な代替品が含まれているため、コストが高くなることがあります。
コストがかかってしまうと継続が難しくなるため、まずは朝ごはんをパンからお米に変えてみるなど少しずつグルテンフリーを取り入れることからはじめましょう。
グルテンフリーを取り入れるべき人
さらに、一部の人々には美容や健康上の利点があるといわれているので、次で詳しく紹介していきます。
グルテンアレルギー・グルテン過敏症の人
グルテンフリーは、グルテンアレルギーやグルテン過敏症を抱える方の治療法としても利用されています。グルテンアレルギーの方は、グルテンを含む食べ物を消費した後に胃痛や腹痛、下痢などの症状が現れます。
そのため、グルテンフリーは健康的な毎日を過ごすために必須といえるでしょう。
隠れグルテンアレルギーの人
グルテンが含まれる食品を摂取したあとに腹痛、下痢、吐き気、皮膚のかゆみ、頭痛、関節痛、疲れやすさ、不眠などの症状が現れる場合は、グルテンアレルギーの可能性が高いといえます。今まで日常的に小麦を摂取している人は、体調不良の原因が小麦であるとは考えにくいと思いますが、小麦アレルギーは自身が気づいていないことが多いです。
そのため、体調不良が続いている方は、1度グルテンフリーを試してみることをおすすめします。
体質や肌質を改善したい人
グルテンを摂取することで、腸が炎症し消化不良が起こる原因になります。消化不良が起こると便秘になり、老廃物が体外に排出されづらくなることで肌荒れや太りやすい体質に繋がるといえます。
グルテンフリーにすることで腸が正常に働き、体外へ老廃物が排出されやすい体質へと改善されます。
そのため、グルテンフリーは肌荒れの改善にも効果が期待できます。
グルテンフリーはゆるく取り入れるのがベスト
そのため、グルテンアレルギーやグルテン過敏症などの疾患がない方は、グルテンフリーをゆるく取り入れることをおすすめします。
ただし、グルテンフリー食品は、一般的な食品よりも高価であるため、無理のない範囲で取り入れてみましょう。
おすすめ方法:小麦粉を米粉に置き換える
米粉は小麦粉に比べて、ビタミンB1、B2、B6、Eなどの栄養素が豊富です。また、小麦粉に含まれるグルテンが肥満の原因にもなるため、米粉に置き換えることで健康的なダイエットにも役立ちます。
さらに、米粉は小麦粉よりもモッチリとした食感に仕上がるので、クッキーやパンなど、さまざまなお菓子にも利用可能です。
グルテンフリー専門店「avan」
そんな方は、東京渋谷にあるグルテンフリーカフェ「avan」がおすすめです。
メニューはすべて完全グルテンフリーなので、小麦アレルギーの方やグルテンフリー生活を取り入れている方にぴったりのお店です。
「avan」では、山形県産「はえぬき」を使った米粉スイーツを提供しています。
中でも一番人気は“米粉のチュロス”。
米粉のチュロスはいろいろなフレーバーがあり、どれも絶品です。
他にも、タコライスやオリジナルドリンクを提供しているので、ぜひお気軽にお立ち寄りください。
まとめ
グルテンフリーは、グルテンアレルギーや過敏症の方だけでなく、どんな人でも健康や美容のために少しずつ取り入れることをおすすめします。ケーキやクッキーなど、小麦を含むスイーツを日常的に摂取している方は、1度米粉専門店のスイーツを食べてみるのも良いでしょう。
グルテンフリーでストレスを溜めずに健やかな体を手に入れましょう。
グルテンフリーについて、この記事が少しでも参考になれば幸いです。