パンやパスタ、うどんにラーメンなど、小麦粉は今の日本人にとっても欠かせない存在となっています。
しかし、近年のグルテンフリーブームなどを見ると、「小麦粉は体に良くないのか?」「食べ過ぎはダメなのか?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、小麦粉は体に悪いのか、またどれくらいで食べ過ぎになるのかなど、詳しく解説していきます。
【この記事のポイント】
✓小麦粉の食べ過ぎは体に悪いのか
✓食べ過ぎの目安はどれくらいなのか
✓体調が悪くなったときの対処法
小麦粉の食べ過ぎは体に悪い?
代表的なパン、パスタ、うどん、ラーメンにピザなどから、市販のカレールーや味噌、醤油などの調味料まで、数多くの食品に小麦粉は使われています。
そのため、知らずのうちに小麦粉を摂取しているということは往々にしてあると思いますが、食べ過ぎには注意が必要です。
というのも、小麦粉に含まれるグルテンには腸内環境を乱す働きがあり、腸内環境が乱れると腹痛や下痢などの症状だけでなく、ニキビやアトピーなどの肌荒れにもつながる恐れがあります。
人間の体において腸内環境はとても重要なものなので、小麦粉の食べ過ぎは控えることをおすすめします。
軽度の小麦アレルギーは多い?
パンやうどんなどの小麦食品を食べた後に、体調の異変を感じたら「小麦アレルギー」か「グルテン不耐症(過敏症)」の可能性があります。日本人の約7~8割は小麦粉が合わないと言われており、小麦アレルギーやグルテン不耐症(過敏症)は何も珍しいことではありません。
もし、小麦食品を食べたあとに腹痛や肌荒れが発症したら、軽度の小麦アレルギーの可能性があるので注意しましょう。
不安な方は一度病院でしっかり診察してもらうのがベストです。
小麦粉の食べ過ぎはどれくらい?摂取目安
では、どれくらいが食べ過ぎになるのか、パンと麺類で目安をお伝えしていきます。
パン
食パン(6枚切り)1枚のカロリーは約158kcalのため、1食1枚~2枚程度を目安にしましょう。あんぱんやメロンパンなどの菓子パンはできれば避けたいところですが、食べるなら1個に控えることをおすすめします。
小麦粉に含まれるグルテンには中毒性があるため、食べると余計にお腹が空いてくることがあります。
食パンの場合は両手に乗るサイズ、菓子パンの場合は片手に乗るサイズを目安に食べるようにしましょう。
麺類
うどんやパスタなどの麺類は、1食100gを目安にしましょう。1食100gは成人男性にすると少ないと感じるかもしれませんが、その他のおかずやスープなどで賄うことをおすすめします。
また、カップ麺などは基本的にカロリーが高いので、なるべく控えるようにしましょう。
小麦粉の食べ過ぎで体調が悪くなったら
しかし、中には「毎日パンを食べるのが日課になっている」「麺類が食べられないとしんどい」という方も多いはずです。
そこで、ここではストレスなく小麦粉を控えるにはどうすれば良いのか、その方法をお伝えしていきます。
小麦粉を米粉に変える
いきなり小麦食品を抜くのは難しいという方は、小麦粉を米粉に置き換えてみましょう。米粉は、小麦粉に比べてカロリーも低く、血糖値の上がりも緩やかになることからダイエットに効果的とも言われています。
また、最近では米粉を使ったパンやスイーツなどを提供している米粉専門店も多いので、そこまで困ることはありません。
まずは、一度米粉パンや米粉スイーツを食べて検討してみてはいかがでしょうか。
グルテンフリーを始める
小麦アレルギーの方はもちろんですが、いっそのことグルテンフリー生活を始めるのもひとつです。グルテンフリーとは、小麦に含まれるグルテンを口にしないことをいい、テニスプレーヤーのジョコビッチ選手やモデルのミランダ・カーさんなども取り入れている食事法になります。
しかし、グルテンフリーはもともとセリアック病などの治療に使われていたもので、健康な人がグルテンフリー生活を始めると逆に栄養バランスを崩してしまう可能性があります。
そのため、とくにセリアック病や小麦アレルギーなどの疾患がない方は、まずは2週間試してみるなど軽く始めるようにしましょう。
グルテンフリー専門店avan
米粉のチュロスやフィナンシェなど、数多くの米粉スイーツを提供しており、小麦アレルギーの人におすすめです。
Instagramでもメニューなど紹介していますので、ぜひご覧ください。
■avan
https://www.instagram.com/avan_sweets_/
まとめ
日本の食文化は変わりつつあり、今ではパンやパスタなどを主食にしている方も多いでしょう。たしかに、今では美味しいパンやおしゃれなパスタなども多いですが、小麦粉に含まれるグルテンには腸内環境を乱す働きがあるので、食べ過ぎには注意が必要です。
1食で摂取していい目安など、この記事が少しでも参考になれば幸いです。