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チュロス

2023/06/09

チュロス発祥の地はスペイン?チュロスの起源や気になる形状とは


日本でも人気の高いスイーツ“チュロス”。

ディズニーランドやユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)などのテーマパークから、映画館などでも販売されていることはみなさんご存知でしょう。

また、チュロスの発祥地はスペインやポルトガル、中国などさまざまな説がありますが、どれが事実なのでしょうか。

この記事では、チュロスの発祥について詳しく解説していきたいと思います。

チュロスの起源に興味がある方や、本場のチュロスのことを知りたいという方はぜひ参考にしてみてください。

【この記事のポイント】
✓チュロス発祥の地
✓チュロスの形状に隠された意味
✓米粉のチュロスを食べられるおすすめカフェ

チュロス発祥の地はスペイン?

チュロスはスペインやポルトガル発祥のお菓子で、ほかにもフィリピンやイベロアメリカなどのスペイン・ポルトガルの植民地だった地域の軽食として古くから親しまれていました。

ちなみに、「チュロス」とはスペイン語で“Churros”となり、実は複数形を表す言葉です。

そのため、1本だけの場合は複数形の「s」が取れ、”Churro”(チュロ)という呼び方になります。

チュロスの発祥地は諸説あり?

チュロスの発祥はスペインとされていますが、実はいくつかの諸説があります。

1つ目は中国です。

12世紀ごろの中国では、油条と呼ばれる小麦粉と塩を混ぜ込んで作った揚げパンが主流でした。

この油条が今のチュロスの形状に似ていることから、中国が発祥の地でポルトガルやスペインに渡ったのではないかと言われています。

2つ目はアラブです。

アラブにもブニュエロスという揚げ菓子があり、こちらもチュロスによく似ていることからアラブが発祥ではないとささやかれています。

このように、チュロスの発祥起源はいくつかの諸説がありますが、今現在ではスペインが最有力とされています。

チュロスの形状|日本と発祥地スペインとの違い

もともとはスペイン・ポルトガルが発祥のチュロスですが、今ではアメリカや日本でもテーマパークの定番スイーツとして販売されています。

日本では太く固いパンのような生地で、揚げたてを食べるのが一般的ですが、本場スペインでは細く短いチュロスが一般的です。

これは、日本はチュロスというと1本なのに対し、スペインは何本もセットで提供されるという背景があります。

このように、国や地域によってチュロスはさまざまで、それぞれに意味があることが分かります。

ここでは、チュロスに用いられている代表的な形状について紹介していきたいと思います。

スティック型

日本でよく見かけるのがスティック型(棒状)のチュロスではないでしょうか。

テーマパークや映画館などでもスティック型が主流で、長く食べやすいのが特徴です。

ちなみに、チュロスには溝があり断面が星型になっているのが特徴ですが、これは油で揚げる際に生地が急激に膨張して破裂することを避けるためのものです。

涙型・U字型

スティック型と並んで多いのが、U字型や涙型のチュロスです。

コンビニで売っているチュロスは涙型が多いので、チュロスと聞いてこの形状を思い浮かべる方も多いでしょう。

また、ミスタードーナツのハニーチュロも涙型になります。

渦巻き型

日本ではあまり馴染みがありませんが、スペインの一部地域では渦巻き型のチュロスが主流になっているところもあります。

ただし、渦巻き状のまま食べるのではなく、お店で購入する際は食べやすいようにカットしてもらうのが一般的です。

充填型

南米を中心に流行っており、日本でもたまに見かける充填型チュロス。

充填型チュロスとは、スティック型チュロスの中にチョコレートやカスタードなどが入っているチュロスのことを言い、手を汚さず食べることができるのが特徴です。

外にトッピングされているわけではなく、食べた時に中から「ジュワッ」とチョコやクリームが出てくるので、美味しさだけでなく楽しさも感じられるタイプです。

スペインではチュロスを朝に食べる?

日本人にとっては意外かもしれませんが、本場スペインではチュロスは「朝食」に食べるのが一般的で、冬になると露店が増え、お祭りの際にもチュロスの屋台が出るほどです。

また、日本のチュロスはシナモンシュガーやチョコレートなどがトッピングされていますが、スペインでは味がほとんどなく、ホットチョコレートにディップしながら食べるのも一般的。

スペインに行く機会があれば、ぜひチュロス専門店で本場のチュロスを堪能してみてはいかがでしょうか。

スペインのチュロスはチョコレートとの相性が抜群

トッピングやフレーバーありきのチュロスが一般的な日本では想像つかないかもしれませんが、シンプルなチュロスとホットチョコレートの相性は抜群です。

本場スペインでは、チュロスにつけるホットチョコレートは甘さ控えめで、ほろ苦いビターな味わいが特徴。

そのビターなチョコレートが塩気のあるチュロスと相まみえることで、最高のバランスとなるのです。

日本にいると、「チュロスは甘い」というイメージが強いですが、本場スペインのチュロスは甘いものが苦手な方でもおいしく食べられるのでぜひ堪能してみてください。

絶品!米粉のチュロスが人気のグルテンフリーカフェ「avan」

avan渋谷 店内
東京渋谷にあるグルテンフリーカフェ「avan」では、山形県産「はえぬき」を使った米粉スイーツを提供しています。

メニューはすべて完全グルテンフリーなので、小麦アレルギーの方やグルテンフリー生活を取り入れている方にもおすすめです。

一番人気はフレーバーの豊富な“米粉のチュロス”。

その他にも、米粉を使った唐揚げやタコライス、オリジナルドリンクなども提供しています。

まとめ

チュロスの発祥は、スペイン、ポルトガル、中国などさまざまな説がありますが、スペイン・ポルトガル説が有力とされています。

本場スペインのチュロスは日本とは少し違い、国や地域によって味付けや形状はさまざまです。

日本では、ディズニーランドやユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどのテーマパークが定番ですが、手軽にチュロスを食べたい方はお近くのチュロス専門店を探してみてはいかがでしょうか。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。